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『花蓮の夏 (盛夏光年)』

●『花蓮の夏 盛夏光年』
 (監督:レスト・チェン/出演:ジョセフ・チャン、ジョセフ・チャン、ケイト・ヨン 他)

昨年の東京国際映画祭では『永遠の夏』というタイトルで上映。
ユーロスペースでの公開も決まり、タイトルも『花蓮の夏』と改題。

三角関係の映画やドラマは数あれど、こちらは更に男同士の関係まで描いてしまった完全なる三角関係ストーリー。
メリハリが効きすぎてあっちに行ったりこっちに行ったり……などという判りやすい韓ドラライクなテイストではなく、そこは台湾映画の持つ良い情緒をふんだんに出しており、微妙な均衡で揺れ動く危うい三角関係を終始描いている。
そのバランスの崩れる具合と駆け引きの具合の描き方が、台湾のあの湿度とけだるさがとてもマッチしていて、こちらにまで伝わるほど。
更に言えば、台湾映画全般に言える事なのだけど、光の具合とフィルムの現像が近い土地であるはずの香港映画とは明らかに違い、常にしっかりと“台湾映画の色”となっており、コントラストをハッキリと出つつも湿度の高い青緑色が見事にフィルム上に出ており、空気感どころか質感までもが感じられるほどの色味に。
小学生からの仲良しだとしても歳を重ねれば重ねるほど、子供の頃とは違って選択肢も広がり、どんな人でも環境や考え方などは変わっていくもので、更には変わらないと思っていた男同士の友情の間に予想もしない要素である女の子が入り込む場合もある。
時が経ち、想いが募れば募るほど、苦さどころか残酷な部分までも経験せねばならない。
そしてある時には二者選択を絶対にせねばならない。
そんな切ない青春映画である。
それにしても本作もそうだったし、『Spider Lilies/刺青』もそうだったのだが(※他の映画でも当然見掛けたが)、1999年9月21日の台湾大地震はつくづく台湾の人達にとっては忘れられない大きな意味を持っているのだなぁ、と改めて感慨深くなりつつ鑑賞をした。

この日、張孝全(ジョセフ・チャン)と張睿家(ブライアン・チャン)の2人が来場。
ドラァグ・クイーンではとても有名なマーガレット姉さんが司会をし、私の大好きな周先生が通訳という、ワケの判らない空間になっていたスパイラルホール。
その時の様子は『ライブ台湾』のこちらのページでとても面白すぎるやりとりを見る事が出来ますので是非に。
うっとり通訳の周先生までもがマーガレット姉さんの餌食になっております。さすが。
そしてそれを逐一、通訳しまくる周先生の見事なシゴトっぷりに改めてうっとり。
先日のシネマート塾での周先生のトークを聞いた後だったので様々なニュアンスを勝手にこちらが汲み取り、余計に面白かったのですけど。

因にこの日の座席は前2列が座布団、以降が椅子席という状態。
その椅子席の前から2列目の真ん中に座る事が出来たのですが、真正面が周先生でございまして。
ところが前に座っていた男性で背が少し高かったので、周先生を見ようとすると向かって右のブライアンが隠れる、ブライアンを見ようとすると周先生が隠れる、と云った始末に。
そんな私、可愛いピチピチのブライアンを捨て、周先生を選択してしまったのでありました。うっとり。
そういえば動画の中にもありますが、ブライアンが「現在も台北体育大学の学生です」との返答に、会場の兄やん達の低~い「ぉおおぉぉーっ」との感嘆の声が。
これで確実にブライアンの好感度が5割以上増したかと思いまーす。

※東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2007にて鑑賞

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