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七夕の夜はSFで

S(すげーランナーズハイ気味・もはや乳酸の向こう側の)F(深作映画)

昨夜は新文芸坐のオールナイト『「宇宙からのメッセージ」来年30周年記念 スーパーSF日本特撮映画大会 東映カルト篇』へ。
『宇宙からのメッセージ』『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』『ガンマー第3号/宇宙大作戦』『北京原人 Who Are You?』というラインナップだったのですが、今回、私の一番のお目当ては『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』。
開場するまでロビーにいたのですが、中に入るまで女性客が私しかいなかった為、ちょいとどきどきしていたのですが、最終的には2人ほど入ってきたのでホッとしてみたり残念になってみたり。
通常の映画上映では時々そういう事になったりもするのですが、さすがにオールナイトでは経験が無かったので。


●『宇宙からのメッセージ』
 (監督:深作欣二/出演:真田広之、ビック・モロー、志穂美悦子 他)

私の中で“人間、やればできる!!映画”というカテゴリーの2大巨頭。
(※もう1本はいうまでもなく『阿修羅 ミラクル・カンフー(原題/天残地缺)』)
アメリカでは今こんな映画を作っているらしいぜー、という『スター・ウォーズ』の僅かな情報を元に憶測だけで作り、日本で先に公開したという、壮大なるイマジネーションと職人芸を持っていたが故に成す事が出来た素晴らしい作品ですが、何度観てもすぐに脳内に幸せ汁がたっぷんたっぷん溜まり始めて、開始10分程度で漏れ始め、千葉ちゃんが出てくる辺りでイッてしまいそうになる、私にとってのアッパー映画のひとつだったりします。
そう。私がSWでは得られない物がここにはあるのです。
そして殺陣に関してはいつになってもユルいSWに比べると、もはや完璧。
宇宙船空間の中での戦闘機のチェイスもこっちの方が先。
皆して熱意があれば未知なる物も作れてしまうという奇跡が起きるという事を実践してくれた映画なのです。
結果、小耳にかじったパーツで作られた物は間違いなくSWの断片を感じるのですが、座標軸の違いが別の何かに、しかも気合の入れ方の突っ走っりっぷりが止まらない勢いの作品に仕上がったという。
人間やれば何でも出来るんだ……仕事等、やる気が起きない場合に観ると無駄にワケも判らず奮い立つフェイバリットな映画の1本。
SFという枠の中に時代劇から特撮まで東映の持つ全ての技を詰め込めるだけ詰め込んで東映太秦撮影所で仕上げてしまった、もはや力技の賜物。
SFなのにも関わらず、佐藤充があの濃い顔で「御頭!!」って言うんだもん。
更には三谷昇が記憶再生装置に掛けられている時のノスタルジーな美しい映像が雪ん子なんだもん。
SF考証とかどうでもいいというか最早全くしていない、現場のイマジネーションのみで作り上げた結果、我々の想像をある意味、はるかに越えてしまったワケなんですよ。
一番現実的だったのは多分、特撮班だったのでは?と信じてなりません。
ビバ☆現場主義。

因にひおあきらデザインの宇宙船の類は素直に格好良く、東映特撮班も異常な程の気合いの入れ方で、クオリティも非常に高い一作。
画として正しい使い方さえしていればCGだろうが特撮だろうがどっちでもいいと思ってはいるものの、実物を撮っている、いわゆる特撮の方がやはり臨場感が伝わって来る分、緊張感があるなと。
やはり創意工夫は大切。
そんなにあんたは東映が好きか。
ああ、好きさ。
そして私はトレック派。


●『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』
 (監督:山田稔/出演:真田広之、織田あきら、藤山律子 他)

21分という見事にテレビと同じ尺の作品なのですが、東映特撮のフォーマットの上に於いて完璧な仕上がり。
全部の要素が詰まっており、もはや感心の域。
時代劇と同じく……というか、時代劇を基礎とした東映特撮枠は恐ろしい程にがっちりとした土台の屋台骨が組まれており、そこに肉付けしていく職人芸は相変わらず見事だなぁ、と。


●『ガンマー第3号/宇宙大作戦』
 (監督:深作欣二、田口勝彦/出演:ロバート・ホートン、リチャード・ジャッケル、ルチアナ・パルッツィ 他)

深作が東映で撮っている作品だという事を忘れる、もはや東宝特撮のような出来。
実はかなりきちんとしたSF作品……なのだが、息子・健太には唯一見せなかった作品なんだそうな。
因に前半は『アルマゲドン』、後半は『エイリアン』がパクっに違いないと信じている私。
そんな1968年公開の映画。


●『北京原人 Who Are You?』
 (監督:佐藤純彌/出演:緒形直人、ジョイ・ウォン、本田博太郎 他)

ロードショー公開時にきちんと新宿東映に観に行った私。
スケールのデカさなら俺に任せろ(と言っているに違いない)佐藤純彌監督作品。
冒頭の1カット目から無駄にスケールがデカくてステキ。
今、日本人監督でスケールのでっかさを体感させる監督が見事にいない状態故、貴重な存在なので誰かバンバン出資して純彌カントクに撮らせてあげて下さい。お願いします。
この映画について語り始めると長くなるので今回は割愛しますが、ヒッピームーブメントを髣髴させる自然回帰主義映画と信じてならない私。
そういう意味で日本映画に於いて大変貴重な存在の映画なんですよ。
ホントなんだってば。

ところで以前、香港のHMVで約300円で香港盤を買ってきたのですが、この映画は結局、香港で劇場公開はしたのでしょうか?
かの王祖賢(ジョイ・ウォン)が出演しているので公開したんだろうなぁ、と思い続けていたのですが、冷静に考えたら片岡礼子は脱いでるわ、小松みゆきに於いてはおっぱいぶるんぶるんさせて走り回っているわで、パイオツぽろりで三級片になってしまう香港では、はて?いかがなモンだったんだろう、という疑問が今になっていきなり沸いたもので。


本当は数日前から彭氏兄弟(パン・ブラザーズ)の『リサイクル -死界-(原題/鬼域)』の事でも書こうと思っていたのに、つい東映の罠に掛かってしまいましたとさ。
所詮、そんな女の私。

コメント

らんなさん こんばんは
余りSF物の映画は見た事がないのですが
この俳優陣に思い切りひかれてしまいました
志穂美悦子とか ジョイ・ウォンとか好きなのです
「北京原人」マジで見たいです 私も来月香港で探そうかな
佐藤充があの濃い顔で「御頭!!」って言う>シーン是非見たいです 彼も好きです 
東映がそんな素晴らしいSF物作っていたとは
東映=時代劇 旗本退屈男 新吾十番勝負の世界しか知らない私(何時の時代の人?)には 目から鱗です
>usakoさん
こんばんはー。
あの当時の東映の作品はSFだろうが時代劇だろうが関係無く、いつものアクション映画の顔ぶれですから。
無駄に楽しいですよv-426
というか、SFという形態をとってはいるものの、見事に東映太秦撮影所で撮った、時代劇になっているある意味不思議な物です(笑)>宇宙からのメッセージ
それにしても60年代後半~80年の東映作品の役者陣の充実っぷりはいつ見ても飽きる事が無いんですよね。
やはり私は東映プログラムピクチャーが大好きで仕方がありません。
香港映画もほぼ同じ感覚なんですけどね、やっている事は。
だからどちらも愛してやまないのですが。

因に『北京原人』のジョイ・ウォンですが。
ついに日本映画に進出!!と思いきや、ラスト近くで
「……ええーっ。こんな台詞を言う為に日本映画に出てしまったの?」
という、衝撃の台詞がございますのでお楽しみに。
途中、丹波さんのゴリ押しキャラが素晴らしすぎるのも必見です。

因に意外とHMVもソフトが安くなっている場合があるので侮れません。
香港では常にお宝探しに時間を割く私です。
ま、通常のソフトは旺角に行ったついでに買っちゃいますけど。
やはり安いので。

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