2015年 面白かった映画 洋画編

ベスト10とかそういうのを選ぶ為に悩むのがとてつもなく面倒な私ですが、とりあえず好きな作品に関してはアピールしたい!という訳で、今年も面白かった作品を想いのままに羅列し、気ままに雑感なりメモなりを挟んでいきます。
読んで下さった方々の中に未見やノーチェックだった作品があった場合の御参考にでもなれば幸いです。
因みにコメントを書いていない作品と大好き度は全く関係はございません。
好き過ぎてコメントが無いとか他で語り過ぎて満足してしまった為にコメントが無いなど理由は多々。



【2015年 洋画編】

『トラッシュ!この街が輝く日まで』
『ジミー、野を駆ける伝説』
『絶叫のオペラ座へようこそ』

『ホラー・シネマ・パラダイス』
※ホラー愛が詰まっている作品でものすごく楽しい作品。
カサンドラ・ピーターソン様が相変わらずお美しく、しかも語り部の如く流れるような優雅な口調にうっとり。
数々のポスターアートを眺めているのも楽しい映画なのだ。

『オール・チアリーダーズ・ダイ』
※ラッキー・マッキーは我々を裏切らない!
最高過ぎて震えが出てしまった。エンドロールに掛かるノンストップMIXが体を表すかの如く、先読み出来ないリズムが続くカオス。でも単なるカオスではなく観ていて快感を覚える物を次々と出し、そう来なくちゃ!のいう落とし方。最高!

『エリート・スクワッド/ブラジル特殊部隊BOPE』

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』
※終始笑いっぱなし。ニュージーランドにヴァンパイアというだけでも無駄に面白いのに、所謂ヴァンパイアに於ける設定をフル活用してドキュメンタリーとして活かしているセンスの良さに悶絶。
しかもセクシーと言いつつ意外と締まりのないボディなのでそれもズルい。ヴァンパイアの設定というものは現代生活に於いてどう影響するのか、という事が垣間見れるのも作り手の着眼点のセンスの良さによるもの。
何気に良い落とし方をしていてゴキゲンなまま劇場を出る事が出来るのであった。
全ての登場人物が愛おしくなってくるのだ。


『きっと、星のせいじゃない。』
※難病物の描き方に驚いた……というのも、もはや古典と化しているお涙頂戴なコテコテの作品とは完全に異なり、既に末期の病気が前提で、それを抱えつつ僅かな余命をどう生きていくかという青春映画で、この作品の公開時では多分最先端の描き方をしていたのでは、と思う。それと同時に比喩をあんなに使っているのに今時の子達の会話にも仕上げているのもとても良いと思った反面、いわゆる学のある賢い子達を描いている為にこんなも豊かに比喩表現が出来るのであろうが、もしもこれが真逆の子達だったらどうなるのであろうか?それもまた新たな物語が生まれるよな、と、天邪鬼な私は考えるのでありました。

『ドラフト・デイ』
『アメリカン・スナイパー』
『ブルー・リベンジ』
『ビッグ・アイズ』
『ミュータント・タートルズ』

『フォックスキャッチャー』
※「あれ?もしかしてそれミスなんじゃ……?」という、一瞬写った物について改めて時期を調べたらやはり間違っていた。
いや、後で必要な伏線としてそこに入れるべきなのは解っているのだけど、あの映像は格闘技好きなら見逃さない歴史的な問題点がこの名作にもあったのです。ふふふ……。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
※こんなにハッピーで美味しそうな映画で笑顔になれる作品なのに終始涙が止まらず。
『フォックスキャッチャー』に於ける、若い人が観たら打ち拉がれてしまうであろう部分は年の功で既に克服しており、その次のステップの人生の辛さに直面している人に向いているのが本作。
壁に突き当たったり、谷間で足掻いて辛い時に観ると魂を吹き込まれる映画。
創作を生業にしている人、特にフリーランスの人には最初から最後まで生々しい。
この作品の為に『アイアンマン3』を断ったジョン・ファブローの魂が込められており、余計に涙無くては観られなかったのであった。
そして今時なツイッター利用法が的確なのも見所のひとつで楽しい。
ジョン・ファブローの為に様々な人達が出演してくれたのだろうが(これも実は本作で何を言いたいのかという大切な部分のひとつ)ほんの僅かなのに恐ろしく複雑な台詞を熟しているロバート・ダウニー・Jr.などそれぞれが楽しいし、私の大好物、ジョン・レグイザモが可愛すぎて萌え死にしてしまったのだった。
何から何までゴキゲンな映画、しかも肩肘張らずにも観る事が出来る素晴らしい作品なのですが、劇中で使用する楽曲がとにかく良いのだ。キューバ音楽的な物が多く占め、しかも曲の入れ方がとても粋。
単に劇伴をどーん!とは入れないのでした(特に後半)

『プリデスティネーション』
※ここ暫くラストの締め方、台詞の決め方がこんなにも気持ち良くスパーン!と格好良く震えるような映画を観ていなかったので興奮を抑えるのが辛い……! ハインラインの原作が良いせいもあるのだろうけど、こういったツボをキチンと押さえているスピエリッグ兄弟はやはり裏切らなかった。やはり一生ついていくよ!(感涙)

『アナベル 死霊館の人形』
『博士と彼女のセオリー』

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
※余りにすごくて頭を抱えてしまった……。
というのもメインとなる話だけでも充分に面白いのに3本分以上の映画になりそうなテーマを同時に描き、共鳴させている巧みさが素晴らし過ぎて、胸を引き裂かれるかと。こんなにも要素を盛って同時進行させておきつつも分断されないって!

『ジュピター』
※ウォシャウスキー姉弟はスケールがデカい世界観のSFを撮るとむしろそのデカい規模が仇となり、何故か不思議な事に単調になってしまうのでそろそろ止めた方が……。
でもチャニングが裸で闘ったり、どこにでも飛んで来たり、生理用ナプキンを付けたり…と、彼の使い方に関しては大満足だったね! 白泉社系少女マンガ好きだとすんなり入って楽しめてしまう世界観で、ラナ姉の乙女心炸裂作品でかわいいのだ。

『ニンジャ・アベンジャーズ』
※英語が上手になった肘井美佳ちゃんなのに登場があっという間に終わってしまって勿体無い……。
とはいえ、1作目『NINJA』よりも更にアクションが増え、忍者らしい事もしているアドキンス。
『蔡李佛』の次が本作というケイン君は何故今まで使い道が無かったのか不思議なので、どんどんアメリカやアジア映画に出演して欲しいね。
素晴らしい身体能力を持っているし良さも解るのだけど、何故かいつも全く私の目に止まらないアドキンスを初めて良いと思ったのは実は『NINJA』。勿論この『ニンジャ・アベンジャーズ』も素晴らしい。
この辺りの作品を観ると、そのアクションを形成する為にどんな格闘技など動きを学んできたのか、その人それぞれのベースになる物が比較的解るので面白いのです。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』
『ワイルド・スピード SKY MISSION』
『ラスト・リベンジ』

『22ジャンプストリート』
※恐ろしく楽しかった! 1作目で風呂敷を広げた分、繰り返しのギャグにプラスαの要素を加えた所に下ネタ多発、今時の表現を踏まえた上でのアレな言い方、そして何よりも怒濤のラストが! そこにどれだけ手間暇を掛けているのだと。しかもカットの細かい物なのにここまでの攻め具体は素晴らしい。そして春休み(スプリング・フィーバー)幻想がここにも!

『ホーンズ 容疑者と告白の角』

『ライフ・アフター・ベス』
※次々起こる起伏に富んだ事態に翻弄されるデハーン君のバリエーションがやたらと愛おしい作品。
しかもその他の登場人物も滑稽に見えつつ、実はとても実際でも想像出来る描き方をしているので真に迫っていたり。
彼女が死んだ直後の行動とか、実際に私が間近で見たのと同じでね……。

『ラン・オールナイト』
※内容が震えるような熟年JUNEだったのも含め、何でもかんでも描けばいいというものではないというのを久々に学ばせてくれた傑作。そう、描いてないからこそキャラが膨らむという好例。そして夜のNYが35mmフィルム撮りによって色味の際立ち方が非常に美しい。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『追憶と、踊りながら』

『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』
※作品の大きなテーマが新マッドマックスやあまちゃんに通じる物なので、世の中の人達はもっとこの作品を観に行けばいいのですよ(本当は『MMFR』というよりも『ベイブ/都会へ行く』が最も近い存在の作品)。
そして人間の言語が文字と歌のみ故、台詞が皆無の為、見事な映像のみでの説明。家族愛、スラッシャー、アクション……と何でもあり! マッドマックスと続けて観ると非常によく解ると思いますが、台詞ではなく映像で説明する説得力はぐいぐい心を掴んでいき、作品への没頭度が違うのです。特に街に行ってからの様々なディテール、そしてあらゆる人々の描写と人種の多さも楽しい。
クレイアニメという物は立体なのにも関わらずかなり特殊な文法を持っている物なのだ、と大きな画面で観て感じた……というのは、リアリティと非リアリティの境を行き来する表現がとても自然に楽しく受け入れられるのですが、これはクレイの独特の質感が持てる技なのかと。
『ひつじのショーン』は動物と暮らしている人達には特にたまらない作品であり、本編が終わった後のほんのちょっとしたシーンでとてもホッとする素敵な作品でもあるのです。本編中でショーン達に関わってくる、とある人物のいる所のエピソードの事です。単に話を進めるだけの駒という役割だけではない、こういった人物配置も見事なのです。

『フレンチアルプスで起きたこと』
『コングレス未来学会議』
『インサイド・ヘッド』
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』
『ゾンビーバー』
『チャイルド44 森に消えた子供たち』

『パージ』
『パージ:アナーキー』
※『パージ』は面白いホラー仕立てとも言うべき密室モノだったのに、それは『パージ:アナーキー』の為の単なる風呂敷を広げ、世界観を説明する前振りだったとは。
密室物である1作目から外に出ると“アナーキー”という題に偽りがない程の近未来の絶望的な世界が広がる一晩の描き方と終始続く緊迫感。
そして何が起きているのかという本当の意味を知っていく様子が堪らない。
更には銃撃戦などアクションも満載。エンドロールも最高! こんなにも格好良くてメッセージ性の強さを感じるエンドロールは久々だったので痺れました。そう、ここはこんなにもヤバい世界なのだと改めて認識させるエンドロール。
続編だからといって高を括ってはいけない大傑作アクション作なのです。
1の内、2の外という面白さとスケール感の違いがこんなにも面白くなるという好例。

『エクストラ テレストリアル』
『奪還者』
『彼は秘密の女ともだち』
※僅差で違ったりするグラデーションの如く様々なセクシャリティの描写が見事。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
※ベンジー=ペグちんの姫状態が最強過ぎて一晩経っても私の中でベンジーインフレを起こし、ずっと咀嚼続行。
今までのM:Iシリーズはトム!トム!トム!画面はトムインフレ!だったのに、ベンジーにしか目が行かず、新ヒロインの誕生がここに。

『クーキー』
※勝手に物を捨てられる事が何よりも辛い私はタイトル前で既にお腹が痛くなったものの、師父と弟子映画としての成長冒険物語の中に想像力が豊かで優しい子供の成長する様子が重なっていき、あんな落とし方で描いたのは素敵。
マリオネットを使い実際の森の中で撮影、ほのぼので切なかったりする人形劇かと思いきや、ゆるかわ面白人形達に蠅や蟻が集るわ壮絶カーチェイスを繰り広げるわ拷問はあるわで未だ嘗て観た事の無い人形劇映画に衝撃と感動がごちゃ混ぜとなり震えた。デスロードというのは紛れもなく本当。
おまけの話。『クーキー』を観終わってロビーに出て来たら、ちびっこがクーキーのぬいぐるみを握って行き来していてにっこりしていたのも束の間、何かがあったらしくお母さんに「(クーキーを)洗濯しちゃうわよ!」と言われ、途端にお子様ギャン泣き。観た人なら解るがそれは泣く! そのタイミングでママ、非情!

『死霊高校』
『ナイトクローラー』

『ABC・オブ・デス2』
※今回、参加監督を全然チェックせずに鑑賞したらイスラエルやラテン系、アフリカの監督までいて結構様々なローカル色もあり、前回とは違った面白さが。そしてタガログ語作品にやたらと逞しいばばあが登場でもしや……!と思っていたらエリック・マッティ監督! これは嬉しかったなぁ。

『誘拐の掟』

『メキシコ・オブ・デス』
MEXICO BARBARO Día de los Muertos
※メキシコの風土や慣習、精霊など土俗的要素満載オムニバス。
それだけで充分にわくわくするのですが、最後の1編『Día de los Muertos(死者の日)』が大傑作の復讐譚。
死者の日にあの華やかなスカルメイクをし、ポールダンスを踊るダンサー達。そしてその後の展開の格好良さ、爽快さと言ったら!
やはりその土地ならではの伝承を使うのは楽しい。
このオムニバスの中の1編に「お前の魂を尻の穴から抜いてやる」といった台詞があるのですが、地球の裏側であるメキシコでも尻子玉を抜く的な事が言われていたのか!というのを知り、地球はひとつ……と感慨深くなったのでありました。

『カルフォルニア・ダウン』
※あらゆる乗り物と手段を駆使してどこにでも助けに来てくれるロック様のスーパーアイドル映画。
この内容なのにも関わらずロック様なら必ず何とかしてくれるであろうという安心感を終始抱きながら観ていられるというのは彼の持つ類稀なる才能なのでした。
大学教授の助手がやけに男前!と思ったら私の大好物であるウィル・ユン・リーだったのですが、あっという間に……だったので、日本でもっとウィル・ユン・リー出演作が公開されますように、と願うばかり。

『グリーン・インフェルノ』
※楽し過ぎた……! そしてアマゾンの緑と補色である赤の際立ち方が非常に美しい。美味しくお食事する手順も丁寧に描かれており、食と文化に対する敬意が溢れているのだ。様々な映画の要素がコラージュされているので、あれこれ探るという楽しみもあるお食事映画。
『グリーン・インフェルノ』は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に続いて好きな物ばかりが写っており、いわゆるテンションが上がるよりも余りに気持ち良くてセロトニンが大放出し、幸せになってリラックスしまくった映画でございました。今年はこういった作品が続いているので本当に幸せ。
本作を観つつ、なんだかREDとは画面が違うなぁ、特に緑色の発色…と思っていたらCINEMA EOSを使って撮影されていた。もしかしたら私、CINEMA EOSで撮影された映画を初めて観たかも。アマゾンの奥地での撮影だった為に持ち運びが楽な機材を使用したのかな、と想像。

『EDEN/エデン』
※この作品を観て、お腹がしくしく痛むのを超して吐きそうになったり、その場で布団に潜り込みたくなる辛さを感じなかった人達は本当に幸せだと思います。よくありがちな事ですが「好きな事をやれるのが本望」とか言われるのは実は辛いものなのですよ、本来。

『ウォーリアー』
※撃沈。久々に見事に魂を抜かれた……。
けど実は難点が。試合の撮影がハンディ故に手ぶれを多用している為に本来、粗が見えてしまう肝心の部分が誤魔化され、尚且つカットが即、観衆等に切り替わるので本当の試合のつもりで観るとものっすごくストレスが溜まるのだった。巧みさは罪。
試合をカット多用で見せたりオクタゴンのコーナーで肝心な部分を隠していたといっても、きちんと試合の流れを組み立てている為にコアに格闘技を観ていない人なら多分、気にはならない部分だとは思うのですが……。
それに対し色々と試合に関して突っ込んで観つつも『激戦 ハート・オブ・ファイト』は金網等で隠さず試合を観せていたのは見事だと改めて感じてしまった。
内容はさながら、とにかくトム・ハーディの内に向かう芝居が素晴らしい。最早孤高の域。下唇を噛む癖まで
もが完璧。そんなキャラ作りなのにも関わらず結果として表現している事は広大なスケール。
それに対し兄は一見外向きなキャラなのに誰に対しての試合かといったら内向きでミニマム。この対比が本当に良い。
既にソフト化されていたとはいえ、オトカリテの御蔭で初見がスクリーンで本当に良かった……。
愛おしいのにあんなに辛いとは。『ロッキー』等の呪縛から既に解放されたアメリカのプロレス/格闘技映画の中でもまた新たな一歩を歩んでいるのが『ウォーリアー』なのです。

『マッドストーン』
※豪州暴走族文化映画と思って観ていたら予期せぬトゥーカッター様無修正映画でふぉっ!と釘付けに。
しかもやたらとエロい男同志のチューまでも……。
LSDの代わりに大麻でトランスというヘルシーさのある『イージー★ライダー』的な作品。
音楽は最高だしバイクの連なる走行は本当に凄い。

『アントマン』

『マキシマム・ブラッド』
※香港の資本が入っての制作(プロデューサーはカナダの香港人の気配)。
最初10分位、ヴァン・ダムが全裸で氷風呂→全裸で部屋を彷徨くのに氷やガウンの紐で巧みに股間が隠され、更には腎臓を抜かれている為に終始苦悶の表情なので、最後まで中腰で前のめりで落ち着かない状態で鑑賞。ありがとうございます。満腹でした。
そんな全裸及び苦悶の表情ヴァン・ダムに冒頭から全わたしを摑まれてしまった上に兄弟物ですよ……! 昔、因縁があったが今は仲間という契父のような華人の黒社会オヤジも登場という、なんだこの美味しく頂くしかない映画は! 上映がレイトのみの1週間最後の日に来れて良かった、と思った作品でした。

『ターボキッド』

『マジック・マイク XXL』
※こんな素敵なロードムービーになるとは。
パーティが終わりシュン……となる気持ちで締める1作目とは違い、気持ちが上がりまくって得も言えぬ幸福感に包まれたまま劇場を出る事が出来る最高の作品。
チャニングの作業場から始まり、ダンスの舞台が次々と変わるのが本当に楽しい。
女性をもてなす最高の作品と同時に、女性も男性も何を抱えているのかを理解しやすくスマートに語っているので是非とも男性にも観て頂きたい。
あと登場する女性の皆さんがいわゆるモデルの様な人達ばかりでなく、人種、体型、服装、更には職業も様々で、地に足着いた人々というのが良さを増してる。
消費される側のプロフェッショナルが抱えるプライベートの悩みも描き、更には消費する側の女性客の真意は彼女らや主要の女性キャストとの会話からではなく、サラリとステージのMCで語らせるこの粋。日本映画がここまで到達するにはどれだけ時間を要するのであろうか。

『神々のたそがれ』
『ヴィジット』
『マイ・インターン』
『コードネーム U.N.C.L.E.』

『Re:LIFE リライフ』
※定期的にシャンテで上映される私のお腹がシクシク痛くなるシリーズ(ex.『ヤング≒アダルト』『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』)の新作が『Re:LIFE リライフ』。これを観ると映画の構成に対して知識が無い人でも三幕構成とは何たるかが説明によってでなく、感覚として解るんじゃないかしら。

『リトルプリンス 星の王子さまと私』
『黄金のアデーレ 名画の帰還』

『暴動 バトル・プリズン』
※ホッケーマスクを改造して黒く塗装し、サイドに蛇マークを入れた刑務所の看守達という中2魂炸裂映画。
ところが主演のマシュー・リーズ以外のキャストも格闘技経験者と見え、がっつり本物の動きを見せてくれる上に引きのカメラで全体を撮り、流れを見せてくれたので大満足。
いわゆる男の刑務所物というだけでなく、同時に女囚物としても描かれいるお得映画。女囚同士のファイトがヌルいキャットファイトなんかではなく、素晴らしい格闘家な動きが見れる。
というかこの刑務所、格闘技を嗜んでいないと生き残れないね。怖い!
背後のエキストラの動きまでがどう見ても経験者的な構えなのも見逃せないのだ。

『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』
※お馴染みのあのシーンこのシーンが満載、しかも動くので楽し過ぎ。後ろの年配の外国人の御夫婦もウォッホッホッ!と笑っていてそれも幸せ効果に。更にチャーリーの成長物語でもあり、優しく勇気付けられ、素敵な作品になっていて涙。ビジュアルの楽しさはあの絵の質感なのにほぼ全キャラの髪毛だけやたらとリアルな事。因みに一番のツボはよく見るとスヌーピーの頭の毛のみが微妙にふわふわ逆立っている事。こういうのがたまらん! ウッドストックも頭に薄っすら羽根があるのだ。

『サクラメント 死の楽園』
『わたしはマララ』

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
※子供の頃から観ていた体験により補完して楽しませるってある意味ズルい作りよね。
CG技術の進化により様々な物が繊細に描写される為、どの映画を観ても平均化して凄くなっている分、個性が無くなってしまうのだなぁ、と寂しくも思ったり。
しかしザ・レイド組が! トルーパーがトンファーを振り回す謎のアクションをしているのは間違いなく彼らがアクションを付けたよね……? ねっ!!

『クリード チャンプを継ぐ男』
※余りに語りすぎた為にここに書くための感想がもう無いです
。『ロッキー』シリーズを愛し続けてきた我々にとって御褒美のような映画。
タオルじゃ足りない、バスタオルで、いやタオルケットぐらいでないと!と、我々を涙でびしょ濡れにさせてくれました。

『リザとキツネと恋する死者たち』
※観終わった後は脳味噌の9割をトミー谷で占められる、可愛くて死人だらけなのに笑ってハッピーになってしまう映画。
しかもハンガリーで日本の九尾の狐伝説(玉藻前の伝説)がこのような形で作り直されるとは素敵な事ではないですか。
ゴキゲンな日本のグループサウンズにインスパイアされたり北欧の歌謡曲など素敵な音楽の数々。
そして悲劇が次々と起こるのにとてもキュートで楽しい愛おしい作品。
初見は大阪アジアン映画祭、誕生日に川口のSKIPシティ、そしてクリスマス……と、トミー谷と過ごしている今年の私。
トミー谷の歌は勿論、ゾルタン刑事のテーマ2曲も最高。もうね、ゾルタンは切ないのです。一途なのです。トミー谷とはまた違ったきゅんきゅんさがあるのでした。

『ストレイト・アウタ・コンプトン』
※余りにも面白くて最高……! 私がほぼ点でのみ知ってる名称/人名と事柄(要は薄い知識)が線でどんどん繋がっていく為、その興奮たるや。これこそが知識が無くても解る、丁寧かつエンタメに仕上げた作品というもの。
しかも言うまでもなく歌詞の内容が展開に絡んでいく面白さ。
日本ではこういったのが作れないよなぁ……いやある! とてつもなく面白い音楽があるではないか! そう、日本ならジャパコアでやればいいのです。あのバンドやこのバンドがあれやこれや……怖ぇぇぇ!という。問題なのは世間的には一世を風靡していないジャンル…だよね……。

『完全なるチェックメイト』
※想像していた物とかなり違って御褒美を貰った感じ……なのだけど、これは胃が痛くなるどころか、ある種の「体調」が悪い時に観るとちょっと危険な気が。その時に発する表現は世界共通なのだな、と震えが止まらないのであった。
実際のフィッシャーの最後なんて特に。



次は【2015年 面白かった映画 日本&アジア映画編】です。

コメント


管理者のみに表示

トラックバック