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『マッハ!無限大』

●『マッハ!無限大』
 (監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ/出演: トニー・ジャー、ジージャー・ヤーニン、RZA、ペットターイ・ウォンカム、マレセ・クランプ、ラター・ポーガーム 他)

トムヤムクン

 トニー・ジャー映画の今までの特徴のとして、トニー・ジャーの行く先にはトラップがあり、そこに突っ込まねばならなかったり乗り越えねばならなかったり、更には燃えねばならなかったり……というのが定番だったのですが、今度はちょっと違います。

 本作『マッハ!無限大』はありとあらゆる敵と出会う……のではなく、敵がどんどんとトニー・ジャーに吸い付いていくという、恐るべきマグネット体質を発揮しているのです。
 しかもバイクに追い掛けられる→どんどんと増殖した大量のバイク集団に追い掛けられる→振り切ったと思ったら乗用車に追い掛けられる→そこを遮るタンクローリーが言うまでもなく大爆発!!……といった具合に吸い付いてくる敵の規模がどんどんと大きくなるという、強力過ぎるマグネット体質。
もはや大規模なトニー・ジャー総受け状態。
 つまり今回のトニー・ジャー映画がかつての作品とは印象が違うのはそういった部分で、アクションをする上での立ち位置の違いとも言っていいぐらいの差がある為。
人によってはこの作品が物足りないと思うのでしょうが、ボクシングに例えるとインファイトよりもアウトボクシングの方が面白く感じるというのと似ている気が。
作り手側にそういった意図があったのかどうかは不明ですが。
少なくとも『マッハ!!!!!!!!』の時に我々が目撃した、タイ映画に於ける命の値段に関しての不安はここでは感じられないというのは本来安心すべき事なのにも関わらず、どことなく残念に思ってしまうのはどうなのか?という、観客である自分に対しての葛藤が感じられてしまうのも本音だったり。

 そんなわがままな観客はさておき、トニー・ジャー本人はと言いますと……。
大切なかわいい象さんのコーンちゃんがまたもやひと騒動に巻き込まれてしまった為に今まで以上に狂ったように象さんの事しか頭にないという一途っぷり。
出家をして悟りを開くことが出来、彼の中で何かが落ち着いた為か、仏様レス・ジャーでもいいと思ってしまう程に象さん愛が炸裂。
そうこなくっちゃ! ゾウこなくっちゃ!!

 炸裂、と言えば本作ではRZAさんのカンフー大好きボンクラ度も炸裂。
下手したら自作の『アイアン・フィスト』よりも身体を動かしていたような……。
しかもトニー・ジャーという、アクションに関してのエキスパートを相手に。
 それに対し、勿体無かったのはジージャー・ヤーニンちゃんが思っていた程は活躍する場が無かったということ。
とは言いつつも、彼女の身体の柔軟さはしっかりと撮れており、見事な関節の可動域の広さが解るのでありました。
次、彼女を観る場合には開脚だけでなく、是非とも反り返った体勢、つまり肩関節の可動域の広さにも注目して頂きたいのです。
多分、男性ではここまで広くはならないのでは?という動きをするんですよ。

 今回、ピンゲーオ監督の新しい試みとしては車載カメラならぬトニー・ジャー搭載カメラという物を行なっており、もしやここから作品中で定期的に使用し、トニー・ジャーPOVとなるのか!?と期待するも、ほんの一瞬で終了……。
単に試してみたかったのね、監督……。
 そして殆ど『フィフス・エレメント』のミラ・ジョヴォヴィッチの衣装まんまという、乳頭と股間部分しか隠れていない装いの格闘美女が物語の初めの方で激しく闘っていたので、この先、この格好で定期的に……!と鼻息を荒くしながら待機していたのですが、格闘美女に対しての監督の中2マインドはそのシーンだけで終わってしまったという。
それも単に試してみたかったのね、監督……。

 そして最後に一言………………。
新作が作られるたびに『トム・ヤム・クン』(※1作目で登場したタイ料理屋の店名)が舞台となる土地に「まだ出来たのか!」という増殖パターンを密かに期待していたのですが、それはこの2作目であっさりと打ち砕かれてしまったのでした。
投げ出すのが早過ぎ!

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